誰もが目標を達成できる、21のステップ

「目標を達成するために、計画立てたけどなかなか達成できない」

「目標を立てても、いつも3日坊主で終わってしまう」

どうやったら、目標を確実に達成できるの?

そんな悩みを抱えていませんか?

今回紹介する本は、とにかく目標を達成したい。最速で確実に。という人に、ぜひ読んでもらいたいです。


ちなみに、私は、目標を掲げても達成するまですごく遠回りをしてしまうタイプ。
時間がかかるので、モチベーションが下がったりして、途中投げ出したりしたことも多かったです。


あの資格を取ろう!って思って、テキストと問題集を買ったのはいいけど、目標に対する動機が弱くて、行動に移せずに結局諦めちゃったりしたことも。

人生の中で達成したい、達成しなければならないこと。
その手掛かりを得られる1冊だと思います。

GOALS ゴール
最速で成果が上がる21のステップ著者:ブライアン・トレーシー / 訳:早野依子 / 出版社:PHP研究所 / 発行日:2006-4-12

内容紹介:
目標達成や成功のための本は、無数にあります。
それらを比較すると、多少の著者のオリジナルはあるものの、似たような内容のものが多いです。
私の本棚にも何冊か並んでいます。
それだけ、成功への思いはあるものの、達成できない人が多いからではないでしょうか。

今回紹介する本書では、21のステップを踏むことで成功へ導きます。
21のステップを一気に駆け上がる必要はありません。
何度も読み返し、少しずつ脳内にすり込むことが必要です。
また、書いてあることはとてもシンプルです。

本書の目次を、記事の最後に紹介しています。
目次を見ただけでも成功のステップがイメージしやすいと思います。

著者:ブライアン・トレーシー
1944年生まれ。カリフォルニア州サンディエゴに本拠を置く人材養成ビジネス会社 ” Institute for Executive Development ” および ” Brian Tracy Learning System ” の社長。
世界に46ケ所の支社があり、彼のプログラムはこの46ケ国において100万人以上が樹生するという記録的大ヒットとなってる。
ビジネスコンサルタント業務の権威として、戦略的計画・組織開発等の分野で高度なコンサルティングを手掛ける。
導入企業は、IBM、ゼネラル・モーターズ、マクドナルド、ヒューレット・パッカード、コダック、プルデンシャル、モトローラなど多岐に渡る。
主な著書に、日本でもベストセラーになった「帰るを食べてしまえ!」(ダイヤモンド社)、「頭がいい人、悪い人の仕事術」(アスコム)などがある。




本書を読むことで得られること

目標の立て方が分かり、成功体験を得られるようになります。

また、計画の立て方がわかることで、試験勉強、資格試験にも応用可能です。

きっと、人生の目的達成のための一冊となると思います。

本書をオススメしたい人

  • 目標を立ててもなかなか成功しない人
  • 目標の立て方が分からない人
  • 人生を目的もなく、なんとなく過ごしてる人

なぜ、成功しないのか?

目標を立てても、なかなか成功しないのはなぜだと思いますか?

  • 目標設定が高すぎてクリアできない。
  • 目標設定が低すぎて達成感が得られない。
  • 計画を立てても三日坊主になってしまう。
  • モチベーションが続かない。

これらは、誰もが経験したことのあるようなことではないでしょうか。

成功するためのポイント

成功の秘訣

「目標を書き出しなさい。それを達成するための計画を立て、毎日それを実行しなさい」

 引用:P.2

成功の一つをあげるとすれば、これに限ると筆者はいいます。

ただし、正しく実行さえすればとも言っています。

これが21のステップの1つです。

欲望にかられる目標であればあるほど良い

目標達成のための第一歩は、欲望を持つこと

(引用:P.31)

幸せで健康で豊かで末長い人生を保障してくれるのは、自分の頑張り以外にありません。自分が心から望むことを少しでも多くかなえられるよう、毎日努力し続けましょう

明確な目標があれば、私生活と仕事の双方を成功に導くための潜在能力が解き放たれます。目標があれば、障害にぶつかっても決して挫けず、次々と願いをかなえていくことができるでしょう。

(引用:P.31)

自分が思っていることの願いが強ければ、それに自然と行動がともないます。また、それにともなう代償もはらうことも受け入れなければなりません。

  • 資格試験に合格したい。
  • 給与をUPさせたい。
  • テストでいい点数をとりたい。
  • それを積み重ねていけば希望する大学にも合格できる実力がつく。

それって勉強することに時間をつかうということですよね。

つまり、見たいドラマやゲームで遊んだりはできないということです。

みんなが話題にしているのに、自分だけ参加できません。

小さいことですが、ガマンしなければならないのです。

でも、ガマンの先には、勉強することで得られる明るい未来が待っています。

ドラマ見なくても、ゲームをしなくても、自分の人生へ与える影響は少ないですよね。

YouTubeでのゲーム配信を仕事にしているとかのツッコミはなしでお願いしますね。

それよりも目標に向かって時間を使うほうが、人生という時間軸でとらえると有意義なのではないでしょうか。

「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには同等の代価が必要になる。それが錬金術における等価交換の原則だ。」

引用:「鋼の錬金術師」

当然といえば当然です。

では、なぜ出来ないのか。

それは、情熱が足りない、目標が具体的でないからです。

つまり、成功を思い続け、小さな成功体験(目標)をいかに積み上げていくかがポイントです。

常に目標との位置を確認し、修正しながら目標に向かっていくのです。

計画そのものよりも、計画を立てる行為こそが重要

アイゼンハワー将軍
「作戦そのものは役に立たない。作戦を立てる行為こそが不可欠なのだ」

                       

時間管理の専門家アレック・マッケンジー
「計画のない行動こそ、あらゆる失敗の原因である」                     

引用:P.161

自分の目標が具体的になれば、解決に向けての考えも明確になります。

目標を具体的に定める方法を紹介します。

あなた自身が個人的に強く望んでいること。それを達成することを考えるだけで胸が躍り、嬉しくなるほど強く求めているものでなくてはいけません。

明確で具体的なものであること。あなたはそれを、言葉で定義できなくてはいけません。子どもが読んで理解できるくらいに、わかりやすい文章で紙に書いてみましょう。そうすれば、後にそれが達成できたかどうかも一目瞭然です。

測定可能なものであること。「大金持ちになりたい」ではなく、「毎年100万ドルを稼ぐ」というように具体的でなくてはいけません。

達成可能だと信じられるものであること。はなから無理だとわかるような無謀なものではいけません。

失敗と成功の確率が半々程度と見込めるものであること。本格的な目標を設定するのが初めてなら、80~90%の成功確率のものにしましょう。最初くらいは、自分を甘やかしてもいいでしょう。その後はだんだんと、成功確率が低い大きな目標に移行していってもいいのですが、最初のうちは達成できる可能性が高いモック票を設定して勢いをつけましょう。

ほかの目標と調和しているものであること。一方で経済的な成功を望みながら、もう一方でゴルフばかりしているのではお話になりません。絶対的な意図はほかの小さな目標と調和し、あなたの価値観と合致しているものでなくてはいけません。

引用:P.77

目標設定は具体的に。解決策はシンプルにするほど、成果が出るまでの確率が上がり、時間が短くなります。

あわせて読みたい

ちなみに、資格試験合格を目標に定めて取り組んでみたので参考にしてください。似たような取り組みをしている人もいるかもしれませんね。

私が宅地建物取引士の試験を受けるときには、すべての科目の合格ラインの点数を設定して勉強していました。

まずは、苦手科目と得意科目を洗い出します。苦手科目を克服すると全体の点数は当然上がります。

しかし、苦手科目なので間違いばかりです。面白くないし、解くのに時間がかかります。

また、苦手科目のなかにも、得意なのと苦手なのがあります。

問題を解きながら、それも得意と苦手を分けていきます。どんどん細かく分けていきます。

分け終わったら、モチベーションをあげるために得意科目から始めてから苦手科目。また、得意科目に戻って苦手科目という感じで問題を解いていました。

苦手なのを細分化していくと、得意分野にはそれほど時間をかけなくてもよいので、効率よく時間を使えます。

想定模擬試験などの結果の点数は必ずメモします。何度も解いて前回よりも点数が上がった、下がったを確認することで、合格までの立ち位置が分かります。

ここが苦手だからもう少し基礎が分からないといけない、基礎が分かるけど応用できてないなど、自分なりに結果を分析します。

また、同じ問題集を何度も解いていると答えを覚えてしまっているので、違う出版社の問題集を買い足しました。

最終的には1つのジャンルを取り組むときに2つの問題集を解いていました。出版社が違うと想定問題も違うので、さらに網羅できるのがメリットです。

あわせて読みたい

少し話しがずれたかもしれませんが、目標を設定し、測定可能な点数をもとに、目標を達成するのは、ビジネスでも資格試験などの勉強でも同じだと思います。そうやって、宅地建物取引士に合格しました。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本書には、このほかにもたくさんのテクニックが散りばめられています。

人生の目的達成のためには、正しく、具体的な計画をたてること大切です。

本書を十分に活用することで、少しでも豊かな人生が送れればと思います。

目次

 序章:私の人生が変わった日

 Chapter1:潜在能力を解き放つ

 Chapter2:人生の主導権を握る

 Chapter3:自分の未来は自分でつくる

 Chapter4:価値観を明確にする

 Chapter5:本当の目標を定める

 Chapter6:絶対的な意図を定める

 Chapter7:自分自身に対する考え方を分析する

 Chapter8:初めの一歩を踏み出す場所

 Chapter9:進歩を測定する

 Chapter10:障害を取り除く

 Chapter11:専門分野の達人になる

 Chapter12:障害を取り除く

 Chapter13:行動計画を立てる

 Chapter14:時間管理のスキルをマスターする

 Chapter15:毎日、目標を見直す

 Chapter16:目標を絶え間なく視覚化する

 Chapter17:潜在意識を活性化する

 Chapter18:柔軟な姿勢を保つ

 Chapter19:生まれ持った創造力を解き放つ

 Chapter20:毎日、何かをする

 Chapter21:成功するまで粘る

 まとめ:今すぐ行動を起こそう

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