自分に自信がないと感じることはありませんか?
いつも他人の目や評価が気になってしまう。
自分の長所や強みがわからないから、自分の人生に物足りなさを感じている。
挑戦する前にムリだろうなあって思って、自分の目標や夢を諦めたことがある。
そんなあなたは、自己肯定感が低いのかもしれません。
しかし、自己肯定感が低くても、悲観する必要はありません。
自己肯定感が高い、低いというのは、どちらが良いというものではありません。
知っているようで、よく分からない「自己肯定感」について、調べてみました。
この記事を読んで、自分の可能性を広げる考え方を身につけましょう。
そして、自分の人生に意味を見出していきましょう。
Contents
「自己肯定感」は意外に生まれつき。
「自分のことを否定してしまったりする。他人と比べて落ち込んだりすることが多い。
それって、自分の生き方が原因なのかな?」
そんなふうに思ってませんか?
いいえ、そうではありません。
自己肯定感が高いか低いかは、遺伝で決まってしまう部分も大きいのです。
自己肯定感が低いと感じても、「自分のせいだと思わない」ようにしてほしい”ということです。たとえば、人間には茶色い目の人や、青い目の人がいます。
また、肌の色が黒かったり白かったりもします。
身長が高い人もいるし、太りやすい人もいる。
生まれつきの性質や特質は本当にさまざまです。そして、「自己肯定感が高いか低いか」も、まさにそれと同じレベルの「ちがい」に過ぎません。
引用:『自己肯定感が高まる脳の使い方』(P.4~5)
重要なのは、持って生まれた性質だからといって、それをまったく変えられないわけではないということです。
髪の色を変えたければ染めればいいし、眼の色を変えたければカラーコンタクトという選択肢もあるでしょう。
背が低いのが気になれば、スッキリとしたコーディネートをすることで別のことに意識を向けることができます。
つまり、意識を変えさえすれば、生まれつきの性質である自己肯定感が高い、低いに縛られず、もっと人生を楽しむことができるのです。
考え方次第で、いつだって自分の人生を良い方向へ導くことができるのです。
自己肯定感の高め方
具体的にどのようにすれば、自己肯定感を高めることができるのでしょうか?
『自己肯定感が高まる脳の使い方』では、次の3つのステップが紹介されています。
- 自分という個性、「自己肯定感」のタイプを認識する
- 前向きな言葉や振る舞いにかえていくこと
- 利他的な行動をする
自分という個性、「自己肯定感」のタイプを認識する
人間は、それぞれ「個性」を持っており、それは脳内の物質や遺伝による個人差がかたちづくっています。
つまり、「個性」という自分そのものを根本的に変えることは難しいということです。
「自分を無理に変えよう」と思って、苦しむことはありません。
わたしが強くお伝えしたいのは、「いまの自分を最大限に生かす」のが大切ということ。
引用:『自己肯定感が高まる脳の使い方』(P.15)
いまの自分の体質、思考、価値観、直観など、自分のありとあらゆるものを総動員して生きていくのです。
あなたの存在もたったひとつだけのものです。
もっとも大切にすべきは自分であり、世間の標準や憧れの人物などに自分を合わせていく必要は全くありません。
そのために、「どんなときに気分が良いのか」「どんなことが心地良いのか」といった自分の価値観を認識し、その状態を作り出すための行動をします。
「心地良い」と感じることで、気持ちよく過ごすことができ、心も穏やかな状態になります。
さらに、まわりの人も穏やかな気持ちにさせるので、人に好かれやすくなっていきます。
自分を肯定的に評価することは、成功するための基本的な事項です。
勝者は、心の底から自分の存在価値を確信している。
「私は自分が好きだ。自分が自分であることを心底受け入れている。
生い立ちや育った環境も含めて、よかったと思う。どんな時代に生きようと、私はほかの誰かであるより、自分でありたい」成功者は、こう自分に語りかけている。
引用:新訳『成功の心理学』(P.28)
勝者は、自分には生きる価値があるという強い自信を持っている。
このような自己肯定の感情は、必ずしも生得的なものとはいえない。
ほかの習慣と同じように、日々の鍛錬の中から学んだものだ。
脳科学的な視点だけではなく、成功者の視点でも、自己肯定感を高めるための方法として、
「自分を見つめ、受け入れることは、日々の鍛錬で磨かれる」とあります。
つまり、意識することで自己肯定感が高まる、自分を変えることができると、昔から言われ続けているのです。
前向きな言葉や振る舞いにかえていくこと
同僚から、「仕事遅いね」って言われたら、どう思いますか。
「えっ、そんな感じで見られてるの?自分でも少し時間かかるなあって思っていたけど、やっぱりそうなのかも・・・。どうしよう・・・。」って引きずっちゃうタイプ。
それとも、
「仕事が遅いんじゃなくて、クライアントのニーズに合わせて丁寧にやってるから時間かかるんだよ。
ただ座って定時で帰るお前よりも、俺の方が売り上げも、抱えてるクライアントも多いしね。」って思って、まったく気にしないタイプ。
人は誰かの言葉で自分を否定したり、肯定したりするものです。
逆に、常にポジティブな意識を持っていれば、他人の言葉に左右されることなく自分を肯定できます。
では、どうやって自己肯定感を高めていけば良いのか。
それは、外見や姿勢からといった部分から変えていくこと。
「かたち」から変えていくときに、たとえ高価なブランドの服でなくても、姿勢やポーズを変えるだけで、脳内で分泌されるホルモンが変化します。
引用:『自己肯定感が高まる脳の使い方』(P.87)
たとえば、背筋を伸ばして胸を張るポーズをするだけで、テストステロンという雄性ホルモンが分泌されたり、逆にストレスホルモンの分泌が減ったりすることが確認されています。劇的な効果が出るわけではありませんが、そんな積み重ねが自己肯定感を育んでいくのはまちがいありません。
どういうふうに歩き、話し、聞き、そして見るかが、あなた自身をつくる!
引用:新訳『成功の心理学』(P.187)
利他的な行動をする
自分の人生なので、自分の幸せを追求することは大切ですが、まわりにいる大切な人も幸せでなければ、結局幸せにはなりません。
なぜなら、他人との関わりなしに生きてはいけないからです。
誰かの役に立つと、ドーパミンが大量に分泌されて「やる気」が高まる
引用:『自己肯定感が高まる脳の使い方』(P.112)
自分の得意なことで、まわりの人の役に立てた場合、脳では「社会的報酬」を得たことで大量のドーパミンが分泌され、快感を覚えるようになります。
たとえ、他人から評価されなくても、「自分は良いことをした」と脳は判断し、自己肯定感が高まっていくことが分かっています。
そこに他社からの評価が加われば、さらに強い喜びを感じ、まわりの人とのつながりも円滑になっていくようになります。
もっと簡単に、自分の人生をハッピーに変える方法もあります。
「良い妄想」
「良い妄想」をすることでも、脳はよろこびを感じます。
- 自分が企画したプロジェクトが大成功した
- 念願の資格試験に合格した
- ダイエットがうまくいって、自分のお気に入りの洋服を着こなしている
「良い妄想」するだけでいいなんて、簡単じゃないですか?
どうせなら、強い感情で具体的に妄想してみましょう。
だんだん嬉しくなってきませんか?
自然と笑顔になって、まわりの人の反応も変わっていきます。
まとめ
「自己肯定感」が低いということは、何も問題ではありません。
考え方次第で変えることはできるし、身なりや行動からも変えることができます。
他人を思いやり、自分の人生を、まわりの人もハッピーにすることができる。
考え方を変え、行動を変える。
一気に改善することはありませんが、続けていくことで少しづつ変わっていきます。
人はいつだって変われるんです。
しかし、自分の人生での限界をつくってしまうのも、あなた自身。
動かなければ何も始まりません。
動いてうまくいく保証もありません。
「ほれ、見たことか」と笑う人もいるでしょう。
うまくいかなかったことで、あなた自身も悔しい思いをするかもしれません。
しかし、失敗ではなく、うまくいかない方法を学んだのです。
次は、違う方法で試したら、うまくいくのかもしれません。
何もしないよりは、人生が充実していると思いませんか?
ほかの人が自分と同じような挑戦をしていたら、「その方法だとうまくいかなかった」ということを教えることができます。
もしかしたら、教えてくれたことを感謝されるかもしれません。
動かないで自己肯定感の低いまま、充足感がない人生。
すぐには改善しないが意識し続けることで、満ち足りてくる人生。
あなたは、どっちの人生を望みますか?
自分の人生をハッピーにするために、行動してみませんか?