自分が世の中の一番の味方。自分を認めてあげよう。
どうして仕事で評価されないのだろう。こんなに頑張ってやってきたつもりなのに。
つもり?いや、頑張った。
自分で頑張ったって思うこと自体、甘えなのかもしれない。
自分は、なんてツイてないんだろう。
そんなふうに思うことはありませんか。
この前まで、わたしもこのように思っていました。
2度の転職を経て、今の会社で働いています。
自由な社風であり、自分で仕事のスケジュールを管理するワークスタイルです。
お客様との打合せに直行するのも、そのまま直帰するのも自由。
目の前に座っているデスクの人に1週間ぶりに会うこともありました。
休みも規定内の休日日数で自由に取っていました。
普通ではちょっと考えられないような働き方ですよね。
その後、部署異動となり、自分の置かれた環境や働き方が変わりました。
仕事の引継ぎやお客様対応などで2つの部署の業務をこなす多忙のなか、お客様よりクレームをいただきました。
すぐにお客様へフォローをしましたが、上司からは励ましてくれるどころか、激しく叱責されました。
理解してもらっていると思っていたのに...。
自分の評価がこんなに低いと感じたときには、とても苦しく思いました。
今までこんなに頑張ったのに、なんだか裏切られたような気分だよ。
このまま働いていても楽しくないなあ。
なんか、会社に行きたくないなあ。
上司に叱責されたのを機に、会社に行くのも辛くなりました。
何をしていても心が苦しく、運転中に涙もこぼれてきたりしました。
これまでの会社への献身的な気持ちが薄れたような感覚にもなりました。
その後も、わたしの考えと上司の考えが一致しないことで、注意や嘲笑されたりするようになりました。
もう、気分はどん底まで落ち込みました。ボロボロでした。
自分の考えの甘い部分もあったかもしれない。でも、それでうまくいっていた。
いや、現状維持という考え方。それがダメだったのかもしれない。
常に考えをブラッシュアップしていない自分が悪かったんだろう。
あ~、あんな評価を受けてしまったのなら、この先は昇進は難しいだろうなあ。
もう自分には価値がないんだ。消えてしまうほうが楽かもなあ。
ごめんね、みんな。
このまま寝て、目が覚めなければいいなあ。
ふと、そんな言葉もポロッ、ポロッと出てきます。
これからもいろんなことにチャレンジしたいと思う気持ちもある反面、40代での転職も厳しい。
こんな気持ちのまま定年まで働いていくのかと将来の事を考えると、人生には絶望しかない。
どうにかして、この状態から逃げ出したい。
そんな思いだけが頭の中を占領している毎日でした。
逆境のときに、「ピンチはチャンス」と言われます。
しかーし、心境的に全く余裕がないので、そんな言葉は微塵も響きませんでした。(笑
そんな言葉も虚しく通り抜けていくなか、周りからの励ましもあり、心に余裕が少し出てきました。
仕事では、なるべく上司に会わないようにしました。
頭も心もぐちゃぐちゃだったので、事実とそうでないことに分けて考えるようにしました。
事実であること: 自分がミスをしたことが原因でクレームをいただいたこと。
同じ内容でも他のお客様からは喜んでいただいていること。
事実でないこと(思っている、感じていること): 自分に価値がない。自分の評価が低い。
事実は事実。起きたミスは原因究明をし、次に生かせばいい。
事実でないことは、自分で(勝手に)感じていること。これは、考え方次第でどうにでもなるよね。
大勢の人が知っている、分かっていることに、いまさらながらやっと気付きます。
自分に価値がない。いや、そんなことないだろう。
他にもたくさん価値があるはずだ。
そもそも自分への評価は、ほかの人が感じたこと。
わたしはその人ではない。
ほかの人の評価を気にせず、自分で評価を付けて認めてあげよう。
自分は自分。今までも頑張ってきたじゃないか。
人から評価されなくても自分を認めてあげよう。
大丈夫。まだまだやれるよ。
今の世の中、働き方なんていくらでもある。きっと大丈夫だよ。
そんな気持ちが芽生えてくると心がスーッと落ちつき、視界が開けるような気がしました。
そりが合わない人とはムリに合わせる必要もない。
近くに来たらそぉーっと距離をとって、最低限のビジネスマナーだけでやり過ごしましょう。