人を動かす言葉が話せるようになる秘訣

「自分のおもっていることが、うまく伝わっていない」

「あの人の一言って、何か心に刺さるんだよなあ。」

そんな言葉を話せるようになりたいけど、どうやったら出来るの?

そんな、あなたにおススメな本はコレ!

ひとこと化 人を動かす「短く、深い言葉」のつくり方
著者:坂本 和加
出版社:ダイヤモンド社 / 発行日:2023-2-14

思考が9割、技術が1割。

圧倒的に刺さる言葉の見つけ方、教えます。

○たくさん書かなくていい。A4ヨコに1ワード。

○うまく書こうとしない

○「いい、言い換え」をする

○自分の書いた言葉に固執しない

○表現よりも、「正しく伝達」をこころがける


スキルはいらない。大切なのは自分と向き合うこと

「1番言いたいことをうまくまとめられない」
「この文章だと相手に伝わる感じがしない」
「売れる商品名や響くキャッチコピーは、どうやって考えればいいんだろう」
「SNSやメールで端的に伝えるには…」

そんな悩みをお持ちの方が多いのではないかと思います。

イメージしてほしいのは、「言いたいことを端的に伝えられるようになった自分」です。
こころの奥底にある1番言いたいことが「ひとこと」で言えると、こころに余裕ができます。

「ほんとうに思っていること」が1番大事

1番伝えたいのは自分のことのはずなのに、スケールを大きくしすぎると自分が見えなくなります。
では、どうしたらいいか?

大事なのは、「ほんとうに思っていること」かどうかです。

「伝えたいことの核」をつかむのにはけっこう時間がかかるもので、人によってはまちまちです。

本書ではお腹の底から、いつ聞いても何度でも「そうだなあ」と思えるひとことを目指します。

「自分の言葉で、短く端的に伝わるようなことを言いたい」。
そう思うのであれば、「自分で言葉にする」と決めてしまうことです。
時間はかかっても必ず自分でたどり着くという決意が大事です。

寄り添う力 = 相手になりきる力

仕事、友人からの相談にしても、今よりもよくするにはどうするのか?ということを考えます。
その時に大切にしたいのが、「寄り添う力」

「寄り添う」とは、「自分ごととして考えること」

本文:P.69

「そうですよね」「わかる」という共感ということではなく、もっと深く踏み込んだ寄り添い方、いかに「自分ごととして考える」かが大切。
つまり、「自分だったらどうするかという目線」をどれだけ持てるか。

これを意識すると、相手を思いやる力、つまり想像力がアップし、言葉にする力も伸びてきます。

「何のためにするのか」「誰のためにするのか」「その先にあるニーズはなにか」「そのニーズにズバッと伝わることは何か」「いいね!って思われることは、何か?」

自分ごととして考えると、捉え方や視点、発言も変わってきます。

表現は、相手のためにある

「他人にいい文章だと思ってほしい」は、相手が評価のモノサシを持ってジャッジを待つ状態。

「俺、面白いやろ?すごいでしょ?」みたいな、自分よがりの話しは、面白くないですよね?
それと同じかと。

では、どうするのか?
筆者は、こう説明しています。

1番言いたいことを見つけたら、「自分のフィルターを通す」。
自分のフィルターとは、「自分自身で見つけた『本質』を、自分のカラダで濾過する」こと。
自分の言葉で書く、ということです。

本文:P.132

うわべだけの借りた言葉よりも、自分が相手になりきって伝えたいと思う言葉のほうが、説得力が増すということ。

ネットで拾った内容をまとめて書いている記事よりも、実際に経験した内容の方が読者としては価値あるものだったりします。

痩せたいって思ってる人がネットで見つけた記事。
  A:ダイエットサプリを紹介した記事
  B:実体験!1ヶ月で5㎏痩せた簡単ダイエット

どっちの記事を読みたいと思いますか?

Bの記事を読みたい人が多いのではないでしょうか。
単なるサプリを紹介したAの記事よりも、Bの記事のほうが良いことも悪いことも含めてリアルですよね。

「自分の言葉で書く」


分かってはいても、なかなか出来そうにない、難しそうって思いませんか。

安心してください。

本書には、「考えを深めて珠玉の言葉を生み出す31のトレーニング」の方法も紹介されています。

すぐに出来るようにはならないかもしれません。
でも、始めないと始まらない。

人を動かす「自分らしいことば」

伝えることができるようになる一冊です。

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